意匠分類の内装に関する分類は次のように整理されておりますが、現在、すべての意匠に「L3-7」の分類が付与されております。以下、保護事例をご紹介します。
デザイン保護事例-意匠で保護する飲食業界・外食産業(インスタ映えを保護する)
飲食業界・外食産業の開発者に伝えたい意匠登録事例
日々、飲食業界は集客のためにメニュー開発されていますが、インスタグラム(インスタ)、TikTok(ティックトック)をはじめとするSNSの投稿をみて来店される客も増加しおります。その中でも、各社は、いわゆる「インスタ映え」するような、盛り付け、飾りつけ、メニュー開発が増えてきております。
インスタ映えするようなメニューを考えることにより、消費者がインスタに投稿して、それを見たフォロワーがそのお店に来店し、さらにインスタに投稿して別の消費者を呼び込む、というSNSを活用したマーケティングで集客してるお店が増えております。
SNSを活用したマーケティングをする上でもっとも欠かせないのが料理の見た目です。あまり知られていませんが、その見た目(インスタ映え)を知的財産として登録・保護できる方法が存在します。この分野のエキスパートである弁理士の杉浦が、独自のメニューを意匠権で保護する方法をご提案します。
以下一例ですが、インスタ映えするような食べ物を見た目を保護・登録し、他社から模倣されるのを防いでいる例をご紹介します。
目次
1.意匠登録第1668654号 盛り付け 寿司・手巻き寿司
2.意匠登録第1591639号 チキンの飾り付け
3.意匠登録第1644681号 串付きソーセージと餅
串付きソーセージと餅ということで、串に複数のソーセージを串刺しにし、そのソーセージの周りを餅で覆い、ソースをかけた状態を保護している画期的な意匠登録です。
4.意匠登録第1644634号 ケーキ
一見、普通のショートケーキと思いきやその断面のいちごの配置や、天面に配置された白いいちご、ソースのかけかたが特徴で登録されたケーキです。